厚生労働省によると、日本の成人女性が1年間に乳癌か子宮頸癌の検診を受ける割合は、20%程度と低調です。(米国の女性は70%を超えるそうです)
国は、受診率を50%まで引き上げたいと、5月の大型補正予算で「女性向けがん対策」を盛り込みました。
対象者の約760万人には、市区町村から無料クーポン券(有効期限は半年間)が配布され、検診を1回受けられます。「乳癌」と「子宮頸癌」について説明された検診手帳が同封され、他の市区町村や移動検診車での受診も出来るようです。
癌の早期発見には、2年に1度の検診が有効とされていて、厚労省は来年度以降の予算化も検討中だそうです。
「乳癌」に罹る女性は年間約4万人で、45~50歳代が最も多く、一生涯に20人に1人の割合で発症するとされています。
「子宮頸癌」は、20~30歳代で特に急増しており、日本対がん協会は「ウイルスによる癌なので、性交渉の経験者なら誰でも発症する可能性がある。検診が最善の予防策」と指摘しています。
女性向けがん対策の検診対象は、
・乳癌 40、45、50、55、60歳
・子宮頸癌 20、25、30、35、40歳