患者の増加が著しい「子宮体癌」は、胎児が育つ子宮内膜にできる癌で、女性ホルモンとの関係が深い。なかでもエストロゲンが多くてプロゲステロンが少ない状態が続くと、子宮体癌になり易いと言われています。
「肥満」や「閉経時期が遅い」、「出産経験が無い」、などは発症リスクが高く、「月経が不規則」な人も要注意です。
患者は閉経した50歳代以降に多いのですが、若くても月経が不規則で、生理周期と関係の無い出血があったら、婦人科を受診することが大切です。出血がきっかけで、子宮体癌が見つかった場合、多くは子宮体部にとどまる「Ⅰa期~Ⅰc期」の段階で、治癒も期待できるようです。
・子宮体癌のⅠ期:
Ⅰa期.癌が内膜にとどまる
Ⅰb期.筋層の1/2以内
Ⅰc期.筋層の1/2を超えている