日焼けマシン、アスベスト並みの高い発癌性

日焼けサロンやスポーツジムで使われ、人工的に紫外線を出す「日焼けマシン」の使用は発癌リスクを確実に高める。
として、WHO(世界保健機関)のIARC(国際癌研究機関)は、発癌リスク分類で最も危険性の高い「グループ1」に引き上げました。

従来、日焼けマシンは5段階の「発癌リスク分類」で危険性が2番目に高いグループ2でした。
危険性が一番高いグループ1には、「アスベスト」や「煙草」、「X線」、「太陽光」などがあります。

IARCは、日焼けマシンと皮膚癌(メラノーマ)との関係を調べた19論文を分析。30歳未満で日焼けマシンを使った経験のある人は、経験の無い人より75%もリスクが高いことが分かりました。
日焼けマシンの使用による眼球の色素細胞にできる癌のリスクも高かったようです。

これまで、紫外線のうちB紫外線(UVB)にだけ発癌性があると考えられていましたが、A紫外線(UVA)もUVBと同じように発癌性があることが分かったようです。

[朝日新聞]