子宮頸癌 - 治療法が生活の質を左右する

乳癌に次いで患者数が多いのが「子宮頸癌」。20~30歳代の若い人達に増えているようです。

癌を早期発見できれば、その後の生存率が高まるだけでなく、後遺症の少ない治療法を選ぶことも可能となりまが、早期発見を見逃せば、子宮や卵巣、リンパ節などを取り除く「広汎全子宮摘出術」を受ける事を余儀なくされます。

2006年度の日本産婦人科学会報告では、癌の進行度が「1b1期」で90.1%、「1b2期」で87.2%、「2a期」で68.2%が手術中心の治療法でした。

欧米では「1b~2a」期の場合、手術と放射線の治療成績は同程度であるとして同列に説明される事が多いが、日本では手術を進められる事が多いようです。

増加している20~30代の患者では、進行度が「0期や1a期」などの早期に限れば、将来の妊娠可能性を残す為、頸部の一部を切除するに留めて子宮を温存する「円錐切除術」の治療法が関心を集めています。


手術の後遺症:

 ・目眩や耳鳴り
 ・排尿や排便障害
 ・リンパ浮腫による足のむくみ

など